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竹を原料にした生分解バイオマス資材「バイオーレ ポット™」~そのまま花壇に植えて自然と共生~(試作品モニター募集)
横浜市に拠点を置き、総合園芸事業を展開する「横浜植木株式会社」(本社:横浜市、代表取締役社長:伊藤智司)は、このたび国産のバイオマス*1を主原料に使用した農園芸用新製品「バイオーレ ポット™」を株式会社東海化成(本社:岐阜県美濃市、代表取締役社長:景山昌治)と共同開発致しました。弊社のSDGs施策の一環となります。
そこでこのたび、この商品の試作品でモニターを募集しています。
■特長
「バイオーレ ポット™」は生分解性を持っており、苗をポットのまま圃場や花壇に植えることができます。作業性が向上し植物へのストレスも軽減されます。ポットは植え付け後、土壌中の微生物により徐々に分解され自然に還元されます。
この度開発した生分解性バイオマスプラスチック「バイオーレ ポット™」*2の主原料は、株式会社アミカテラの製造するmodo-cell®を用いて開発し、放置竹林の竹を使用していますが、籾殻・茶殻・珈琲カス・落花生殻・トウモロコシの芯などの植物残渣などからも同様の資材が生産可能です。これらを使用する事で環境への負荷がなく、国内で調達できることから、輸送コストも軽減され、カーボンニュートラルな製品が供給できます。生分解は土壌中の微生物によって行われ、最終的には二酸化炭素と水に分解され、自然に循環するものです。これにより、海洋汚染となっているマイクロプラスチック問題も回避できます。
横浜植木株式会社は、脱炭素活動の一環として、今後も「植物残渣」を使った農業・園芸・造園資材の開発を積極的に進めてまいります。
■試供品のご提供と試作のお願い
発表に際し、自治体や農園芸関連の法人のみなさまを対象に2サイズのポットの試供品をご用意しております。苗をポットのまま圃場や花壇に植えることの利便性や、植物の生育状況、時間と共に分解するポットの様子を是非実感下さい。
*野菜や花の品目、定植の時期など試験環境や結果についてアンケートをお願い致します。
■今後の展開
このたびのモニター様などを検証して、初回として、3号(直径9㎝)および3.5号(10.5㎝)の2サイズのポットを全国で販売予定となります。後日販売時期・価格などの詳細はリリースさせていただきます。
(参考まで)
■横浜植木の、夢を植え、未来を育んできたエピソード
百合の球根の輸出など園芸事業でスタートし134年目を迎えました。
ワシントンの桜並木は有名ですが、実は100年以上前にこの苗木6千本の輸出に携わったのが横浜植木でした。
種苗事業では、緑肉が主流であったメロンの市場に赤肉の「クインシー」を投入し開発から30年以上たった今でも夏の定番フルーツとして、全国のスーパーで販売されています。
また、タネの無い種なしピーマンは多くのメディアから注目を集めています。
■試供品に関するお問い合わせ(メールでお問合せ願います)
メールでのお問合せ: info@bio-le.com
(注釈)
*1 バイオマスとは、生物由来の再生可能な資源であり、炭素を含む有機性資源のことを言います。
*2 この度のバイオーレ ポット™は、株式会社アミカテラの生分解性素材modo-cell®を用いて、共同開発致しました。
※modo-cell®(モドセル)は株式会社アミカテラが製造するもので、株式会社アミカテラ(https://amica-terra.com/)の登録商標です。