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横浜植木が手掛けた主な公園-Part6

横浜植木が手掛けた主な公園-Part6

当社が過去約40年間にわたり手がけてきた公園をベスト30に絞り、連載形式でご紹介してまいりましたが、今回の「パート6」が最後です。
今回は横浜市の緑区にある閑静な公園や、西区、中区といった都市部に近い場所にある公園をご紹介しています。

名称玄海田公園
所 在 地横浜市緑区長津田みなみ台3丁目1番
開 園2007年(平成19年)4月

公園の特徴

玄海田公園は、雑木林や谷戸などの豊かな里山風景の自然を有し、自然保護樹林や自然生態園(ホタル沢)を中心に、ゲンジボタルや希少鳥類などの貴重な生物が多く生息する公園です。

駐車場も完備され スポーツ施設や子供たちの遊び場などもあり、一日を通して遊べます。

横浜植木と玄海田公園

バーベキュー広場などの施工も含め、遊び場があるエリアや周辺環境との調和を乱さないような施工をしています。

名称掃部山公園
所 在 地横浜市西区紅葉ヶ丘57
開 園1914年(大正3年)11月

公園の特徴

掃部山公園は横浜の桜の名所としても有名です。

もともと掃部山公園があった土地は、1884年(明治17年)に旧彦根藩士が買い取り、井伊家の所有になっています。その後1914年に、井伊家より横浜市へ寄付され、掃部山公園として整備されています。

1909年(明治42年)には、開港50年記念に幕末の大老である井伊直弼の銅像が建立されています。

横浜植木と掃部山公園

造園部では、掃部山公園をはじめとして、横浜能楽堂の整備工事も手掛けています。公園入口は、幾度となく改修されています。

名称高島水際線公園
所 在 地横浜市西区みなとみらい6丁目4
開 園2011年(平成23年)5月

公園の特徴

高島水際線公園は、みなとみらい中央地区の帷子川下流にある公園です。園内には潮入りの池を設けているため、潮位の変化により池の水位も変化します。日中はあまり人のいない静かな公園ですが、昼休みはサラリーマンの憩いの場になっています。

また、日本貨物鉄道のJR貨物支線が園内を走っています。希少な臨時列車が運行されるということもあり、多くの撮り鉄で賑わう名所でもあります。

下の写真は、現在は無断立入り禁止となっている「親水ゾーン」です。

横浜植木と高島水際線公園

造園部で工事をしたのは開園時、まさに2011年東日本大震災の時でした。

3月11日の14時46分、当時は検査の最中でしたが徐々に揺れがひどくなり、立っていられない状況でした。

名称本牧八聖殿・参道
所 在 地横浜市本牧元町386-1
開 園1944年(昭和19年)12月1986年リニューアル

公園の特徴

本園は、昭和19年に八聖殿公園として開園し、昭和38年度に周辺の自然地形を生かした本牧臨海公園として整備されました。

横浜植木と本牧八聖殿・参道

造園部では、八聖殿の参道とあじさい広場の整備工事を行っています。

参道の舗装材は山梨県の「塩山御影石」を用いて、「鱗張り」という技法で造っています。施工したのも山梨県塩山の「五味石材工業」です。国産の御影石を使用していること、また「鱗張り」という技術をもつ石工など、貴重な作品であると思います。

名称三渓園
所 在 地横浜市中区本牧三之谷58-1
開 園1906年(明治39年)

公園の特徴

三渓園は、実業家の原三渓により造られた日本庭園です。下の画像は建仁寺垣です。

明治39年に自身の庭園を無料で開園したのが始まりで、2006年11月17日には、国の名勝に指定されました。

横浜植木と三渓園

造園部は、池の丸太護岸工事や駐車場の建仁寺垣、御影石の橋など、毎年さまざまな修繕改修工事を施工しました。

当社は、横浜市内をはじめ、神奈川県全域やその他の地域において、数多くの造園工事を手掛けてまいりました。

バブル期からその後十数年の造園工事は、昨今のような、図集をもとに同じ材料や製品だけで造られた公園ではなく、デザインに精通した設計者が複雑な図面を描き、施工側も創意工夫を凝らした公園が多く見られました。

このシリーズを通じ「かつて横浜植木ではこのような作品を手がけていた」という足跡をお伝えしたいという思いから、当社が手掛けた横浜市内の30公園に絞り、ご紹介してまいりました。

少しでも当時の情景や想いが伝われば幸いです。

また機会があれば、それ以外の造園工事についてもご紹介していきたいと思っています。

-横浜植木株式会社 造園部工事課-

※「横浜植木が手掛けた公園シリーズ」は以下リンク先からご覧いただけます。

横浜植木が手掛けた主な公園

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