- 2024.06.19
- 歴史
メロンのカテゴリ ~高級マスクメロンから手頃なホームメロンまで~
メロンは価格帯に応じて3つのカテゴリに分けられます。
① 最も高級とされるカテゴリはマスクメロン(アールスメロン)です。
これは静岡県や千葉県の温室組合で生産されている基本的にはスリークォーターと言われるガラス温室内で隔離ベッド(金網上に土を乗せて栽培)を使い、株ごとに丁寧に管理されています。この方法で生産された高品質のメロンは高級フルーツショップで高価で販売され、主に贈答用として利用されます。
② 二つ目のカテゴリは全国的に栽培されているアールス系メロンです。
高級マスクメロンに比べて手頃な価格で、一般的な贈答用やイベントなどで使われることが多いです。横浜植木は特にこのカテゴリをメインとするアールス系メロン開発のパイオニアです。昭和50年代初期に「サンデーアールスメロン」を発売し、その後、「クレスト」「雅」「ソナタ」など多くの品種を発表して、アールス系メロンの開発をリードしてきました。
③ 三つ目のカテゴリはホームメロンです。
スーパーマーケットなどで手頃に購入できる大衆メロンです。現在では、ネット系のアンデスメロンやクインシーメロンなど多くの品種が販売されていますが、昭和時代に人気を博したネットの無いプリンスメロンやホームランスターなどは徐々に見かけなくなってきています。
メロンにはさまざまな種類があり、その楽しみ方もいろいろあります。
季節やシチュエーションに応じて日々の食卓や贈り物として気軽に取り入れてみてください。
「メロンのことを詳しく知ろう!」シリーズ第1弾
「メロンのことを詳しく知ろう!」シリーズ第2弾