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横浜植木が手掛けた主な公園-Part2

横浜植木が手掛けた主な公園-Part2

当社が手がけた公園作品集の「パート2」です。今回は、中区の海岸通や横浜公園、西区のみなとみらいなど、海岸エリアに近い公園をまとめました。工事や造園などで携わった当時の思い出などもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

名称大桟橋ふ頭
所 在 地横浜市中区海岸通1-1
開 園1896年(明治29年)

公園の特徴

1859年(安政6年)横浜港が開港した後、本格的な港湾施設として建設された、横浜でもっとも歴史のあるふ頭です。

横浜植木と大桟橋ふ頭

造園部では 2001年に大桟橋ふ頭の芝生部分の工事をおこないました。一番苦労した作業は 芝生地基盤の人工土壌の荷揚げでした。

名称象の鼻パーク
所 在 地横浜市中区海岸通1丁目
開 園2009年(平成21年)

公園の特徴

象の鼻パークは、横浜港150周年の2009年に開園した公園で、象の鼻波止場を明治中期の形状に復元した横浜港発祥の地です。

緩やかな斜面から港を見渡すことができる開港の丘や開港波止場には、明治時代に港の荷役作業で使用された軌道と転車台の遺構があります。

横浜植木と象の鼻パーク

造園部では開園の前年に2本の工事を受注し、公園全体を整備しました。鉄軌道と転車台は「横浜市認定歴史的建造物」に指定されています。

名称日本丸メモリアルパーク
所 在 地横浜市西区みなとみらい2丁目1-1
開 園1985年(昭和60年) 4月

公園の特徴

1930年(昭和5年)に建造された練習用大型帆船「日本丸」は、昭和59年の引退時、全国十都市で争奪戦がおこなわれ、横浜港での永久保存が決まりました。日本丸メモリアルパークは、その際の展示施設として開園された公園です。

なお、日本丸と旧三菱ドッグは、国の重要文化財にも指定されています。

横浜植木と日本丸メモリアルパーク

造園部では1984年に整備工事を受注し、翌年4月に完成させました。日本丸の入港をライブで見ていたのは、公園建設工事に携わった我々だけです。工事中でしたが、大きな帆船の入港には感動しました。

名称臨港パーク
所 在 地横浜市西区みなとみらい1丁目1-1
開 園1989年(平成元年)

公園の特徴

臨港パークは、みなとみらい地区の東端に位置している、同地区最大の公園です。広々とした芝生広場があり、潮入りの池や階段状護岸などがあります。

抜群のロケーションや、当時は珍しかったフィリピン産大理石舗装が施されています。

横浜植木と臨港パーク

開園より幾度となく整備工事が施されており、造園部も大型工事を2件施行しています。

臨港パーク造成工事では、駐車場上の人工地盤に、軽量土壌3,800m3を搬入しての盛土工事をおこないました。これは1t袋で3,800袋、大型トラック約350台分です。

また、工期短縮の関係で、2,000t級の土砂運搬船2隻で搬入しました。釧路港からのチャーター船で運搬し、隣の桟橋から荷揚げしました。

名称横浜公園
所 在 地横浜市中区横浜公園
開 園1876年(明治9年) 9月

公園の特徴

横浜公園は、市内で山手公園の次に古い西洋式公園で、日本人に開放されていたものとしては最古の公園です。

横浜スタジアムと春のチューリップで有名な横浜公園には、近代水道100周年を記念して整備された「水の広場」と呼ばれる石のステージがあります。

広場中央のトチノキの根元に、ブロンズ製の「水の精」が腰かける「水の甕」が設置されています。また、ステージの四方にはそれぞれの方向にちなみ、中華街方向に「竜」、市役所「ライオン」、馬車道「馬」、横浜港「イルカ」の彫像があります。設置当時は人が近づくと自動的にその口から水が出ました。

また、横浜公園は広域避難場所であることから、石のステージの下には地震などの災害に備え、一日一人当たり3リットル、約2万人の水を確保するため、60tの貯水タンクが埋められています。水質を確保するため、常に外部から新鮮な水を循環させていて、地震などの際は自動的に配水管の弁が閉じて新鮮な水を蓄えられる構造となっています。

横浜植木と横浜公園

春を彩る16万本のチューリップの半数以上の球根を、当社で納品していた時期もありました。そのころ球根加工場では、職員総出で検品や仕分けを連日おこなっていました。

納品した国内産の球根は病虫害や腐れのない良質なもので納品先には大変喜ばれました。

※前回の作品集は以下リンク先からご覧いただけます。

横浜植木が手掛けた主な公園-Part1

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