使い終わった土はどうしていますか?
お花や野菜を育てるためには、必ず土が必要です。
では、みなさんは使い終わった土はどうしていますか?
使い終わった土は処分して、新しい土を買われているのではないでしょうか。
最近、家庭のお庭やベランダで家庭菜園やガーデニングを楽しまれている方がとても増えています。
それと同時に、使い終わった土の処分方法に困っている方も増えています。
特に、マンションのベランダで植物を育てている方は、土を持って上がったり下がったりするのはとても大変です。
一回使った土は、もう使えないのか?
皆さんも疑問に思われるのではないでしょうか。正直を言うと、土は再利用することができます。
ただ、トラブルが起きやすくなってしまいます。
当然、植わっていた植物は、土の中の養分を吸って大きくなっていくので、その分の養分は土の中から失われています。
そして、植物に全く使われなかった成分はそのまま残っていきます。さらに、土の物理的な性質も変化しています。
この物理的な性質の変化は目には見えないのですが、植物の生長にとても大きな影響を与えます。
植物が生長するためには、土の中の養分はもちろん必要ですが、他にも水と空気が必要になります。
土の中の水と空気はそれぞれがたくさんあってもダメです。二つの要素のバランスがとても大切なのです。
これらの土の中に必要な要素を出来るだけいい形で保つために必要なのが、土の団粒構造です。
団粒構造についてはちょっと難しい話になるので、別のコーナーでお伝えしますが、この団粒構造を作ってあげて、不足している栄養分を補給することで、一度使った土は再利用できるようになります。
一度使った土は、この団粒構造が崩れていることが多いんです。では、どうやってこの崩れてしまった団粒構造を元に戻すのか。
最近は、使い終わった土に少し混ぜて置いておくことで土を再生させることの出来る資材が販売されています。他にも、フルボ酸や堆肥などにも土の物理性を回復させる力があります。
北海道限定の商品ですが、「連作障害ノックダウン」こんな商品もあります。
この商品は、同じ土で連続して植物を作ることで起こる障害を回避することができる商品です。