- #2019
- 本社 海外営業部営業課
食料環境経済学科卒(入社4年目)
私はブラジル出身で、2015年に来日しました。2019年に東京農業大学を卒業し、横浜植木に入社しました。半年の農場研修を経て、海外営業部に配属されました。現在、輸出貿易業務及び南北アメリカの営業担当をしています。日本語・英語・ポルトガル語・スペイン語を使いながら、それぞれのお客様とコンタクトし、商品種子の生産・輸入状況、販売状況を確認してから注文を受け、輸出書類、植物検疫検査、出荷手配の準備に入ります。また、海外営業担当の役割は国内営業担当とは少し異なり、海外の現場に頻繁に行けない商品開発部のブリーダーの代わりに、海外営業担当がブリーダーの目となり耳となり幅広く、かつ正確に現場の情報を集めて、フィードバックすることも大事な業務の1つとなっています。
いること、やりがいは? Question #2
チームコミュニケーションを大切にしています。受注から商品の出荷まで、お客様・商品管理部・植物検疫所・輸出通関業者と頻繁に連絡をとっているので、どこかで誤解が起きないよう、電話・メールをする際にできるだけ明確、分かりやすくしています。お客様との信頼関係を構築できるよう、ミスを起こさないように努力しています。海外営業部は他部門と比べて人数が少ないですが、日々チームコミュニケーションを大切にし、業務効率を向上できるよう頑張っています。
又は一番思い出に
残っているエピソードは? Question #3
担当エリアが南北アメリカであるため、時差が9時間~14時間となり、顧客の確認・返信は当日の営業時間内には難しく、夜または次の日になることが多いです。また、オンラインミーティングの開催も早朝や夜遅くになることがほとんどで、深夜までになったこともありました。輸出業務はコロナ禍になってから海上運送や航空運送の変更・キャンセルが増え、出荷スペースの確保が難しくなりました。また、近年輸出する国々の輸入検疫条件が事前の連絡なしに変更されることが増えていて、その対応に苦労しています。
海外営業部は様々な国と取引をしており、日本と生活習慣や文化の異なるお客様とコンタクトすることで自分の視野を広げられています。日常生活ではこんな経験を得る機会はなかなかないので、とても魅力的だと感じています。また、お客様に種子を輸出する際に最終的に現場にいる生産者さんたちに私たちの種子が届けられるのを見ることはできませんが、私たちの種子が世界各国の生産者さんに届き、現地の農業の発展に貢献できるのは、達成感もあり、それも魅力だと思います。
大学では農業経済を専攻し、農学についてはほとんど勉強していなかったので、今後の目標の1つは農学の知識を高めることです。お客様と現場を巡回する際に、状況を把握し、できる限りサポートしたり、ブリーダーがより良い品種を開発するために必要な現場の情報を正確に伝えることができようになりたいと思います。もう1つの目標は、輸出貿易業務の知識をより幅広く身に着けることです。輸入検疫条件が事前連絡なく変更されることもあり、今まで問題なく輸出できていた国の輸入検疫条件が突然変わって輸入が難しくなったり、特にコロナ禍になってからロジスティック面での変化が大きく、輸出貿易業務に関しての知識をもっともっと身に着け、色々な状況に対応できるようにすることがマストだと感じています。
ある一日の過ごし方Time Schedule
- 8:45
- 出社
- 09:00
- 就業、朝礼、メール確認
- 10:00
- 植物検査立ち合い
- 11:00
- 輸出書類作成
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 輸出書類一式をフォワーダー・顧客へメール送信
- 15:00
- 輸出集荷立ち合い
- 16:00
- システム入力
- 17:30
- 終業、帰宅
*朝と夜、お客様とSNSでやり取りすることもあります。
※このインタビューは、2022年3月に実施したものです。